運動習慣は、これまでずっと運動してきたひとにとっては造作もないことと感じることですが、まったくといっていいほど運動をしてこなかったひとにとっては、辛く、大変な作業と感じてしまうようです。おそらくそれは、運動という習慣がなかったひとにとって、運動が息を切らせて走るマラソンやジョギング、縄跳びやエアロビクスなどの激しいようなものを連想させるせいかもしれません。
そのようなひとが、メタボリックシンドロームであると診断され、運動の習慣をつけるようにと対処法を課せられた際には、憂鬱な気分になっているかもしれません。ですが、運動習慣は、毎日身体を動かすということが一番大事なことであり、それほど激しい運動を必要としているわけではありません。
体内脂肪を燃焼させるのに、効率が良いとされている運動の種類に、有酸素運動というものがあります。昨今の健康志向、健康ブームの中で、雑誌やテレビなどでもよく取り上げられる、この運動は、運動により酸素を消費し、エネルギーを発散させるという内容のものです。
代表的な有酸素運動には、ウォーキングがあります。有酸素運動は激しくする必要はありません。ですが、やはり運動ですから、なるべく速く歩くほうがエネルギーの消費が大きくなります。そうした苦しいほどではない運動の方法は、カロリー消費の観点からみると、とても効率が良いという調査結果が出ています。
最近だと血流を制限し、機械トレーニングを行うことで、大きなエネルギー消費をさせる加圧トレーニングや、プールでのウォーキングなど、メタボリックシンドローム解消に役立つさまざまな運動が存在しています。どちらにしても、急に運動される場合には、自分の体調をよく注意し、医療機関からのアドバイスに沿って行うなどしたほうが安全です。
メタボ
メタボと肥満についてご紹介します。実は肥満が引き起こす病気はたくさんあります。肥満の人はたいてい中性脂肪やコレステロール、そして糖質などが血液の中に多く含まれてしまうため、血液の粘性が高くなってしまい血が流れにくくなったり血管が詰まりやすくなったりします。肥満は糖尿病だけにとどまらず、高血圧・高脂血症なども引き起こします。
つまり、肥満になると血管の病気になりやすいわけです。自分が肥満かどうか確認する方法にBMIを用いておこないます。BMI(Body Mass Index)とは、身長と体重の関係をみるための新しい国際的な尺度になっている計算式のことで、肥満度の判断の指標になっています。目安のBMIはBMI=体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)で計算をおこないます。
基準としては19.8未満:やせ、19.8 以上 24.2 未満:普通、24.2 以上 26.4 未満:やや肥満、26.4 以上:肥満となります。だいたい正常が19~24で25以上を肥満とよんでいます。肥満を改善するためには、食事の改善が必要となります。なるべくコレステロールが多く含まれているものは控えめにして野菜や大豆製品は毎食食べるようにしましょう。
メタボリック症候群と高脂血症についてご紹介します。高脂血症とは、簡単に言えば血液中を流れるコレステロールの量が高い状態のことをいいます。そして動脈硬化や高血圧、糖尿病などの原因になってしまうといわれています。高脂血症は血中脂質が異常に増加したとしてもほとんどの場合において自覚症状がないという点が特徴です。
血中脂質にはコレステロールやリン脂質、中性脂肪、遊離脂肪酸などがあります。血中脂質が高い状態が続いてしまうと狭心症や心筋梗塞などの心臓病にかかる危険性が高くなってしまいます。今から気をつけるべきことは、脂っぽい食べ物や甘いもの、炭水化物の摂取を少なくするようにして揚げ物、油炒めを控えましょう。
そしてケーキや甘味の間食、ご飯の大食いなどを止めることです。高脂血の原因の8割が炭水化物によるものだからです。また、軽い運動をすることを日課にしましょう。毎日30分ほどウォーキングするだけでもかなり違ってくるのではないでしょうか。食べ過ぎたなと思ったら運動を取り入れるようにする意識を持つことが大切です。
