メタボリックシンドロームの予防には、「運動習慣の徹底」・「食生活の改善」・「禁煙」といった厚生労働省が掲げるスローガンがありますが、それらを総括すれば、規則正しい生活を送ることこそ、メタボリックシンドロームの予防であると言えます。運動習慣や食生活、禁煙といったことが、ただ一時だけ続いたといったことであれば、それは習慣とは呼べません。
それどころか、メタボリックシンドロームの予防に失敗してしまった、という意識が心に刻み込まれるために、メタボリックシンドロームのことを気にしないように努めるという悪循環に陥る可能性もあります。メタボリックシンドローム予防の対策として重要なのは、規則正しい生活習慣を、きちんと習慣として根づかせることにあると言えます。
それは、充分な睡眠や休養を取ることでもあり、生活のリズムを崩さず行動するということです。運動習慣や食生活の改善を目指したとしても、充分な睡眠や休養が取れない状況において、運動習慣や食生活のみがうまく機能しているといったことは稀なケースであるといえます。メタボリックシンドロームの予防は、ただ一時のみの運動や食生活の改善が求められているのではなく、将来に渡ってずっと続く正しい生活習慣が必要とされているのです。
一見するとメタボリックシンドローム予防には直接的に関係のないと思われることであっても、生活のリズムを形作る行動に気を配らなければ、せっかくのメタボリックシンドローム予防の考えも、総崩れとなる危険性を孕んでいます。メタボリックシンドロームの予防には、生活習慣全体の見直しが必要なのです。
メタボ
メタボと肥満についてご紹介します。実は肥満が引き起こす病気はたくさんあります。肥満の人はたいてい中性脂肪やコレステロール、そして糖質などが血液の中に多く含まれてしまうため、血液の粘性が高くなってしまい血が流れにくくなったり血管が詰まりやすくなったりします。肥満は糖尿病だけにとどまらず、高血圧・高脂血症なども引き起こします。
つまり、肥満になると血管の病気になりやすいわけです。自分が肥満かどうか確認する方法にBMIを用いておこないます。BMI(Body Mass Index)とは、身長と体重の関係をみるための新しい国際的な尺度になっている計算式のことで、肥満度の判断の指標になっています。目安のBMIはBMI=体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)で計算をおこないます。
基準としては19.8未満:やせ、19.8 以上 24.2 未満:普通、24.2 以上 26.4 未満:やや肥満、26.4 以上:肥満となります。だいたい正常が19~24で25以上を肥満とよんでいます。肥満を改善するためには、食事の改善が必要となります。なるべくコレステロールが多く含まれているものは控えめにして野菜や大豆製品は毎食食べるようにしましょう。
メタボリック症候群と高脂血症についてご紹介します。高脂血症とは、簡単に言えば血液中を流れるコレステロールの量が高い状態のことをいいます。そして動脈硬化や高血圧、糖尿病などの原因になってしまうといわれています。高脂血症は血中脂質が異常に増加したとしてもほとんどの場合において自覚症状がないという点が特徴です。
血中脂質にはコレステロールやリン脂質、中性脂肪、遊離脂肪酸などがあります。血中脂質が高い状態が続いてしまうと狭心症や心筋梗塞などの心臓病にかかる危険性が高くなってしまいます。今から気をつけるべきことは、脂っぽい食べ物や甘いもの、炭水化物の摂取を少なくするようにして揚げ物、油炒めを控えましょう。
そしてケーキや甘味の間食、ご飯の大食いなどを止めることです。高脂血の原因の8割が炭水化物によるものだからです。また、軽い運動をすることを日課にしましょう。毎日30分ほどウォーキングするだけでもかなり違ってくるのではないでしょうか。食べ過ぎたなと思ったら運動を取り入れるようにする意識を持つことが大切です。
