近年の世界的な健康志向の流れを受けて、注目を集めるようになったメタボリックシンドロームですが、厚生労働省は、その予防と対策について3つのスローガンを掲げました。ひとつに「運動習慣の徹底」、ふたつに「食生活の改善」、みっつめが「禁煙」です。
メタボリックシンドロームは、体重計を体脂肪計などを利用し、自分の体調管理をよほどしっかりと行う習慣のあるひとでなければ、症状の自覚がなかなか難しいところが厄介な問題でもあります。
内臓脂肪が蓄積し、見た目にも大きな変化が出やすい体質のひとは、メタボリックシンドロームの早期発見により、対策が取りやすいものですが、そうではなく、内臓脂肪の蓄積があっても、見た目にそれほど変わりが現れず、また変わりが現れたとしても気づき難い箇所を中心にした変化の場合には、容易に見過ごしてしまいがちなものです。
それだけに厚生労働省が掲げた「運動習慣の徹底」、「食生活の改善」、「禁煙」の健康スローガンは、メタボリックシンドロームをあまり意識してこなかった、または意識はしていてもこれといった実践的な対策をしてこなかったひとたちにとって、日々の生活習慣を改めて見直すという意味で、とても意味のあるものになっています。
また、メタボリックシンドロームは子供のうちからの生活習慣に気を配ることから、その発生を抑えることができる症状であるといわれています。厚生労働省が掲げる3つのスローガンは、子育てにおいても重要な要素となるに違いありません。
メタボ
メタボと肥満についてご紹介します。実は肥満が引き起こす病気はたくさんあります。肥満の人はたいてい中性脂肪やコレステロール、そして糖質などが血液の中に多く含まれてしまうため、血液の粘性が高くなってしまい血が流れにくくなったり血管が詰まりやすくなったりします。肥満は糖尿病だけにとどまらず、高血圧・高脂血症なども引き起こします。
つまり、肥満になると血管の病気になりやすいわけです。自分が肥満かどうか確認する方法にBMIを用いておこないます。BMI(Body Mass Index)とは、身長と体重の関係をみるための新しい国際的な尺度になっている計算式のことで、肥満度の判断の指標になっています。目安のBMIはBMI=体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)で計算をおこないます。
基準としては19.8未満:やせ、19.8 以上 24.2 未満:普通、24.2 以上 26.4 未満:やや肥満、26.4 以上:肥満となります。だいたい正常が19~24で25以上を肥満とよんでいます。肥満を改善するためには、食事の改善が必要となります。なるべくコレステロールが多く含まれているものは控えめにして野菜や大豆製品は毎食食べるようにしましょう。
メタボリック症候群と高脂血症についてご紹介します。高脂血症とは、簡単に言えば血液中を流れるコレステロールの量が高い状態のことをいいます。そして動脈硬化や高血圧、糖尿病などの原因になってしまうといわれています。高脂血症は血中脂質が異常に増加したとしてもほとんどの場合において自覚症状がないという点が特徴です。
血中脂質にはコレステロールやリン脂質、中性脂肪、遊離脂肪酸などがあります。血中脂質が高い状態が続いてしまうと狭心症や心筋梗塞などの心臓病にかかる危険性が高くなってしまいます。今から気をつけるべきことは、脂っぽい食べ物や甘いもの、炭水化物の摂取を少なくするようにして揚げ物、油炒めを控えましょう。
そしてケーキや甘味の間食、ご飯の大食いなどを止めることです。高脂血の原因の8割が炭水化物によるものだからです。また、軽い運動をすることを日課にしましょう。毎日30分ほどウォーキングするだけでもかなり違ってくるのではないでしょうか。食べ過ぎたなと思ったら運動を取り入れるようにする意識を持つことが大切です。
